人吉田野の俵踊り
(ひとよしたののたわらおどり)

分類名:風流(俵踊り)

踊り子10人が輪を作り、長さ30cmほどの俵をやりとりしながら踊るもので、豊作への感謝の心を表したとされ、明治の中頃、宮崎県から来たおよしという老婦人により教えられたといいます。踊り子(女性)が俵をかついで登場し、まず2列横隊に並び、その後円形を描いて俵を手から手に投げ渡しながら輪の中央に順次積み上げ、またその俵を順に手渡して1人ずつかついで退場します。その間、三味線2人、太鼓1人、鉦1人による囃子にのって踊ります。衣裳は白鉢巻に大紋の振袖、行燈袴に手甲・脚とされました。踊り子は16〜17才の娘とされていましたが、近年は同地区の婦人部で伝承していました。

地域

人吉市

分類

風流(俵踊り)

伝承地

田野町

文化財指定等

熊本県重要無形民俗文化財 昭和36年6月26日

主な公開日

場所

保存団体