小堀流踏水術
(こぼりりゅうとうすいじゅつ)

活動中

分類名:その他

肥後藩では歴代藩主が武用として游泳を奨励しました。宝永年間(1704〜11)藩士村岡伊太夫は泳ぎの奥義を究め、その子小堀長順は父の跡を継いで泳ぎの師範となり、明和8年(1771)に没するまで藩士を指導しました。宝暦6年(1756)父伊太夫の泳ぎを後世に残すため『踏水訣・水馬千金篇・水練早合点』を出版。水泳書としてわが国最古の本です。長順を初代師範として5代小堀清左衛門は水翁と号し、泳ぎ方も深く広く研究しいろいろの泳ぎをまとめて残しました。6代猿木宗那は弟小堀平七を学習院に、弟城義核を京都武徳会に、弟西村宗系を岩国に、高弟を長崎に派遣して指導させ、また近代的団体訓練の指導書『小堀流踏水術游泳教範』を出版、全国的に広がり、現在も京都、学習院、長崎に残っています。立ち泳ぎを特徴とし、足撃、手繰游、早抜游、立游、潜泳、浮身、御前游、抜手游、浮游などがあります。

地域

熊本市

分類

その他

伝承地

文化財指定等

熊本県重要無形文化財 昭和51年8月24日

主な公開日

8月12日

場所

アクアドーム

保存団体

小堀流踏水会