稲にサネムシが大量発生して困った昔、そのサネムシを司っていたとされる斎藤実盛に似せた人形を作る虫追い行事が全国で行われました。天草本渡の町山口でも、色々の人形を作って地区を練り歩き、町山口川の川縁で燃やすという虫追い行事が行われおり、その名残の造り物行事です。昔は展示の後、頭を除き、作品を全部燃やしていました。熊本の「生き人形」の影響もあり、成功に仕上げられました。現在は、保存研究会と本渡中学校伝統工芸部が共同でとおしもんを制作し、毎年中央銀天街で行われている天草さくらまつりの中で展示をしています。